「桃が食べたい」。ただそれだけの理由で、山梨まで車を走らせました。
子育てが終わってから、こういう思いつきの旅ができるようになりました。今回は娘夫婦と3人で日帰りドライブ。目当ては、山梨の桃をぜいたくに使ったパフェです。
でも実際に行ってみたら、桃だけでは終わりませんでした。ワイン、縄文の土偶、行列のほうとう、そして絶景の温泉。山梨の「おいしい・おもしろい・気持ちいい」が、1日にぜんぶ詰まった一日になったんです。
この記事では、実際に車で走った山梨の日帰り観光モデルコースを、立ち寄った順にそのままお伝えします。「日帰りで山梨、満足できるかな?」と迷っている方の参考になればうれしいです。
山梨の日帰り観光モデルコース|まずは全体像から
私たちが実際に回った順番はこちらです。
- ① 志村葡萄研究所(grape shop cocolo)(笛吹市御坂町)… 桃のパフェ&桃を購入
- ② JAふえふき みさか直売所(笛吹市御坂町)… 品ぞろえをチェック
- ③ ルミエールワイナリー(笛吹市一宮町)… お土産のワインを購入
- ④ 釈迦堂遺跡博物館… 大好きな縄文の土偶とご対面
- ⑤ 皆吉(みなき)(甲州市勝沼町)… 昼食はほうとう
- ⑥ ほったらかし温泉… こっちの湯でしめくくり
御坂 → 一宮 → 勝沼 → 山梨市と、ほとんど戻らずに東へ進むだけのルートになりました。行き当たりばったりだった割に、我ながら効率的だったなと思います。
では、いちばんの目当てだった桃パフェから。
【本命】志村葡萄研究所の桃パフェ|ボリュームに負けました
最初に向かったのは、笛吹市御坂町にある志村葡萄研究所(grape shop cocolo)。名前のとおり、ぶどうの新品種を研究しているところで、直営のカフェが併設されています。市場に出回らないオリジナル品種のぶどうを使ったスイーツで知られていますが、桃の季節には桃のパフェが登場します。


出てきたパフェを見て、まず「大きい!」と声が出ました。ボリュームがすごいんです。そして肝心の味は、期待どおり——というより期待以上。果物そのものがおいしいという、シンプルで強い説得力がありました。


お値段は正直、それなりにします。でもこの果物の質と量、それにお店の雰囲気の良さを考えたら納得でした。3人とも「また来たいね」と即決だったので、それがいちばんの答えだと思います。
※メニューや営業時間は季節で変わります(このときは桃の時期でした)。おでかけ前に公式の情報をご確認くださいね。
パフェを食べたあと、同じ敷地内で桃も買って帰りました。ここからしばらく、お土産タイムが続きます。
直売所とワイナリーで、お土産さんぽ
みさか直売所で、桃の「本場価格」をチェック
次に立ち寄ったのがJAふえふき みさか直売所。買うというより、「どんなものが、どのくらいの値段で並んでいるんだろう」と見に行った感覚です。
こういう直売所をのぞくのって、旅の楽しみのひとつですよね。目を引いたのが「大糖領(だいとうりょう)」。光センサーで選別され、糖度12度以上をクリアした桃だけが名乗れる、御坂のブランド桃です。1つ700円ほどで並んでいました。
実は直前に、志村葡萄研究所で1箱1,500円・10個近く入った桃を買ったばかり。それで「今日はもう十分かな」と見るだけにしたのですが——いま思うと、記念に1つだけでも大糖領を買っておけばよかったなあと、少し後悔しています。

ルミエールワイナリーで、大人のお土産を
そして、お土産のワインを買いにルミエールワイナリーへ。創業はなんと1885年(明治18年)という老舗です。明治34年につくられた「石蔵発酵槽」は登録有形文化財で、日本遺産にも認定されているのだそう。
レストランも併設されていて、事前に予約しておくとワイナリーの見学もできます。


釈迦堂遺跡博物館|1,116点の土偶に会いに行く
埴輪や土偶を見ると癒される今日この頃 どうしても寄りたかったのが釈迦堂遺跡博物館。

ここは中央自動車道の工事に伴う発掘調査で見つかった遺跡で、出土した土偶はなんと1,116点。ひとつの遺跡から出た数としては日本有数だそうです。重要文化財に指定されているものも5,599点あります。
ずらりと並ぶ土偶を前にすると、5000年前の人がこれを手でこねていたんだなあ、と不思議な気持ちになります。かわいい顔、ちょっと怖い顔、欠けたもの。ひとつずつ見ていたら、あっという間に時間が過ぎました。

「気分上がる?」と娘は笑っていましたが、こういう自分の「好き」に夫婦で付き合ってもらえるなんて、大人になった子どもとの旅もいいなと思います。 入り口のパズルに二人で悪戦苦闘 いい思い出になりました。

さて、そろそろお昼です。山梨に来たら、あれを食べないと。
昼食は皆吉のほうとう|ラスト2組目、危なかった
お昼は、甲州市勝沼町の皆吉(みなき)へ。ほうとうの人気店です。

築130年という、けやき造りの古民家を改装したお店で、中に入ると空気が違います。ほうとうは自家製の味噌と自家製のだしで、じっくり作られたもの。運ばれてくるまで時間はかかりますが、待つ価値がありました。

そして——これは本当に運が良かったのですが、私たちはその日のラスト2組目。私たちのあとに来た方は、売り切れで食べられなかったんです。
旅先で「お目当てのお店がお休み・売り切れ」によく当たる私にしては、めずらしい大当たりでした。人気店をねらうなら、やっぱり早めの時間に行くのが安心です。(営業時間や定休日は変わることがあるので、事前の確認をおすすめします)
お腹がいっぱいになったら、いよいよ最後の目的地へ。
しめくくりはほったらかし温泉|サイコロで「こっちの湯」に決定
前から行ってみたかったほったらかし温泉。ここには「あっちの湯」と「こっちの湯」の2つのお風呂があって、どちらに入るか迷うのがお約束です。
3人で意見が分かれたので、どうしたと思いますか。サイコロを振って、多数決で決めました(笑)。大人3人が真剣にサイコロを振っている絵面、われながらおかしかったです。結果、この日は「こっちの湯」に決定。


広い空の下、山々を見下ろしながらのお湯は、ドライブの疲れがすうっとほどけていくようでした。桃を食べて、土偶を見て、ほうとうを食べて、最後に温泉。ぜいたくな一日です。
娘は記念にと、ほったらかし温泉のバスタオルを買っていました。デザインがかわいくて、私もちょっとほしくなったくらいです。
ただ、湯船から見上げた空の雲行きが、だんだん怪しくなってきて。雷が鳴りそうな気配だったので、名残惜しいけれど早めに切り上げて帰路につきました。車に乗って走り出したら、ぽつぽつと雨。ぎりぎりのところで、天気に恵まれた一日でした。
山梨は想像以上に暑かった|持って行ってよかったもの
この日の山梨は、とにかく暑かったです。盆地だからでしょうか、熱がこもるような暑さでした。果物狩りや直売所めぐりは屋外を歩く時間が長いので、熱中症対策は必須だと感じました。
暑さ対策に持って行ったもの
車から降りるたびに「暑い!」と声が出るほどの日差しでした。日傘とネックファンは手放せません。
そのなかでも いちばん活躍したのが「ヤケーヌ」。顔の下半分から首までをすっぽり覆う、日焼け防止のフェイスカバーです。「暑苦しそう」と思われそうですが、通気性がよくて息苦しくなりません。繰り返し洗えるのもありがたいところ。旅行のときだけでなく、私は毎日使っています。色はネイビーにしました。車内でも紫外線は容赦ないので装着していました。
水分補給は、クーラーボックス+保冷タンブラーで
車移動なのでコールマンのクーラーボックスを持って行きました。保冷剤がわりに凍らせた水を数本用意。溶けてきたらタンブラーに移して飲む——この方法だと、最後まで冷たいまま飲めます。暑い日のドライブにはこれが一番でした。桃の保冷もできて一石二鳥でした。
水筒がわりに使っているのはSTTOKEのタンブラー。逆さにしてもこぼれないのが本当に優秀で、車の中で倒れても平気なのが安心でした。
日帰り温泉に寄るなら
- 着替え
- 小さめのタオル
- サウナタオル
ほったらかし温泉のような日帰り温泉に立ち寄る予定があるなら、着替えと小さめのタオルがあると安心です。かさばらないので、車に放り込んでおくだけで済みます。
そして今回も活躍したのがサウナタオル。私が使っているのはコンテックスのMOKUという、薄くて乾きの早いフェイスタオルです。かさばらないので旅にちょうどいい。以前の記事でも紹介しましたが、温泉のある旅では毎回持って行っています。

車がない方・泊まりで行きたい方へ
今回は娘夫婦の車で日帰りでしたが、山梨は車がなくても、泊まりでも楽しめるエリアです。
車がない場合は、バスツアーという手も
桃狩りやぶどう狩り、ワイナリー見学がセットになった日帰りバスツアーがたくさん出ています。運転を気にせずワインを楽しめるのは、バスツアーならではだと思います。
![]()
泊まりにするなら、ほったらかし温泉の近くに
ほったらかし温泉は日の出の絶景でも知られていて、朝風呂を目当てに近くへ前泊する方も多いそうです。私たちは雷が来そうで早めに切り上げましたが、泊まりならもっとゆっくりできたなあと、少し心残りでした。
![]()
まとめ|「桃が食べたい」から始まる一日
「桃が食べたい」というだけの思いつきから始まった日帰りドライブでしたが、終わってみれば、山梨のいろんな顔に出会えた一日になりました。
- 果物のおいしさに素直に感動できたこと
- 自分の「好き」(縄文)に、堂々と時間を使えたこと
- 娘夫婦と、大人同士としてのんびり過ごせたこと
旬の果物を、産地でいただく。これって、ずいぶん贅沢な大人のお出かけだなと思います。
苺、さくらんぼ、シャインマスカット。果物狩りは毎年の定番になっていますが、今回でここに桃が加わりました。来年からは、桃の季節も忙しくなりそうです。


ひとり旅ももちろん大好きですが、社会人になった娘と、こうして出かけられるようになったこと。それ自体が、しみじみ幸せだなと感じた一日でした。
子育てを終えたあとの、こういう時間。いいものだなと思います。思い立った日が、いちばん早い日。気になっている場所があるなら、ぜひ行ってみてください。
同じように車でのんびり出かけた旅の記録も、よければどうぞ。日帰り派にも、泊まり派にも😊




コメント