「痩せたい。でもなぁ、無理やなぁ。歳やしなぁ」
これが私の口癖でした。中2のころから言い続けてきた、もはや呪文みたいなひとことです。そのころはさすがに「歳やしなぁ」はなかったですけど(笑)。
そんな私が48歳のとき、はじめてファスティング(断食)に挑戦しました。きっかけはコロナ禍での体重増加と、更年期の症状が重なったことでした。
この記事では、ファスティングを始めるまでの経緯と、やってみて気づいたことを正直に書いています。「痩せたいけど何をやっても続かない」という方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
ファスティングの効果や注意点については厚生労働省の健康情報サイトも参考にしてください。
人生一の体重増加にビックリした2021年
2021年、人生で一番、体重が増えていることに気づきました。
時はコロナ禍。当時48歳、運動習慣はゼロ。好きなものを好きなだけ食べ、移動はほぼ車。テレワーク中心で、外に出る機会もほとんどありませんでした。「緊急事態宣言、もうすぐ明けるかな?」そんな空気感の時期です。
代謝は落ち、更年期にも突入。体重は右肩上がり。
ボトムスは一応入るけど……きつい。明らかにきつい。体型を隠す服を自然と選び、試着室では「店員さんに見られたくない…」とソワソワするようになっていました。
「ちゃんと数字で把握したくない」そんな気持ちもあって、体重計に乗るのを避けていたのですが、久しぶりに乗ったらびっくり。「え、これ本当に私の数字?」と二度見しました。
「これはアカン」と思った48歳の夏
さすがに「このままではいけない」そう思い始め、いろいろなダイエット方法を調べました。
カロリー制限? 計算が面倒 仕事の合間のおやつ最高!
ウォーキング? 寒い・眠い・忙しい・お天気がねえ・・・ いつからスタートできるやら
糖質制限? パンも麺も好き 白ごはんに生卵 卵かけご飯を我慢なんて、私には無理でした。
そんな中で目に止まったのが、以前から気になっていたファスティング(断食)でした。
- 身体によさそう
- 腸にもいいらしい
- なんだかリセットできそう
「よし、やってみよう!」
ファスティングを選んだ理由|腸をリセットしたかった
当時の私が一番気になっていたのは、「腸の状態」でした。
更年期に入ってから、お腹の調子が安定しない日が増えていました。便秘気味になったり、逆に緩くなったり。肌荒れも以前より気になるようになっていて、「腸と肌ってつながってるんだろうな」とぼんやり感じていました。
カロリーを減らすより、一度腸を完全に休ませてリセットしたい。それがファスティングを選んだ一番の理由です。
方法はいくつかありますが、私が選んだのは酵素ドリンクを使った1週間ファスティングです。準備食2日+断食3日+回復食2日という流れ。「1週間ならやり切れそう」という気持ちもありました。
酵素ドリンク選びには少し迷いましたが、完全無添加で口コミ数も多かったハーブザイムプレーンを選びました。断食中に余計な添加物を入れたくなかったのが決め手です。
人生初ファスティング、正直どうだった?
結論から言うと、思ったよりも辛くなかったのです。
「めちゃくちゃ空腹で苦しい1週間になるんだろうな…」と覚悟していたのですが、酵素ドリンクを飲んでいると思ったよりお腹が持ちました。体重云々よりも、身体の中がスッと軽くなった感覚が印象的でした。
今まで酷使して、ほとんど労わってこなかった腸。「ちょっと休憩してええで」そんな気持ちで過ごした1週間でした。
ファスティング=痩せる、ではなかった
正直に言うと、
- ファスティングだけで体重は少し減る
- でもそれは一時的
- 期待するほど体重は落ちない
- 普通に戻せば、普通に戻る
「ファスティング=劇的に痩せる」ではありませんでした。これは正直に書いておきたいところです。
でも、それよりも大事なことがありました。
本当に大事だったのは「その後」
ファスティングを終えてまず思ったのは、「せっかく綺麗にした私の腸、そう簡単には汚したくない」という気持ちでした。
この感覚が、その後の体質改善のスタートになりました。ファスティング後の1ヶ月間、食事の質と向き合う時間を持てたことで、3年間リバウンドなしの今の身体につながっています。
「徹底した食事制限!」と聞くと大げさですが、実際はそこまで大したことはしていません。ただ、今振り返ると、この1カ月が一番大事だったと思っています。
次回:1週間の実践内容を詳しくレポート
次の記事(vol.2)では、ファスティングの1週間で実際にやったことを正直に詳しく書いています。
- 準備食の2日間に食べたもの・避けたもの
- 断食3日間の酵素ドリンクの飲み方
- 回復食で登場する「スッキリ大根」の衝撃
- 会社のランチをどう乗り切ったか
「実際どんな1週間だったの?」という方は、ぜひ続けて読んでみてください。
あわせて読みたい|ファスティング体験シリーズ


更年期症状とファスティング|48歳の私が感じていたこと
当時、更年期の症状がちょうど始まっていました。ホットフラッシュこそ軽めでしたが、気になっていたのは疲れやすさと、身体のだるさ。「年のせいかな」と思いながら、なんとなく不快な感覚が続いていました。
更年期と体重増加はセットでやってきます。女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、脂肪がつきやすくなり、特にお腹まわりに集中しやすいと後から知りました。若い頃と同じ食生活を続けているのに体型が変わっていくのは、更年期の影響が大きいのです。
「このまま何もしなければ、5年後・10年後の自分はどうなるのだろう」そんな不安を感じたことも、ファスティングに踏み出す後押しになりました。
ファスティングを始める前に心配だったこと
「断食なんて、私に続けられるの?」最初はそんな不安だらけでした。よくある心配をまとめると、こんな感じです。
- 仕事中にお腹が鳴ったら恥ずかしい:これは正直、少し気になりました。でも意外と、水分をしっかり摂ると空腹感は和らぎます
- 頭がぼーっとして仕事にならないのでは:断食初日は少し集中力が落ちた気がしましたが、2日目以降は逆に頭がクリアになる感覚がありました
- リバウンドしないか:ファスティング後の食生活を変えないとリバウンドします。でもそれは後の話——まず「やってみること」が大事でした
- 更年期中にやっても大丈夫?:無理な断食は身体に負担をかけます。酵素ドリンクを使った短期ファスティングなら、栄養を補いながら行えるため、更年期中でも比較的取り組みやすいと感じました
やってみてわかった「ファスティングの本当の意味」
ファスティングをやりきった後、私の中で一番変わったのは「食事への意識」でした。
断食中は食べることができない分、「次に食べるとき、何を口に入れたいか」を自然と考えます。無意識に食べていた間食や、なんとなく口にしていた甘いものが、いかに多かったかに気づきます。
「腸をリセットした」という実感が、その後の食生活を変える原動力になりました。50代からの体質改善に、ファスティングは「食生活を見直す入口」として大きな役割を果たしてくれたと思っています。
「痩せるためのダイエット」ではなく、「身体をリセットして、次の自分につなげるための一歩」——それがファスティングの本質だったと、今は感じています。


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