
ちょうど3年前、50歳の私はゴールドジムの門をたたきました。
「ヒップアップしたい」「たるみ切った身体をなんとかしたい」「健康寿命を伸ばしたい」——そんな気持ちを胸に、えいっと踏み出した一歩でした。
飽き性の私が、まさか3年も続くとは正直思っていませんでした。
でも今は、続けてよかったと心から思っています。
そして今日、ついに夫もゴールドジムに入会しました。
続けていたら、周りまで動き出すんですね(笑)。
この記事では、三日坊主だった私が3年続けられた理由を、正直にぜんぶ書きます。
根性論じゃなくて、「こうしたら楽に続けられた」という実体験だけを。
なぜ50代から筋トレを始めたのか
きっかけは、旅行での体力不足を実感したことでした。
私はお寺や神社、お城めぐりが好きで、旅に行くたびによく足を運びます。
でも50代になってから、行くたびにふと思ってしまうことがあって。
石段を上りながら、「年取ったらこういう場所、来られなくなるのかな……」って。
行きたい場所はたくさんあるのに、体がついてこない感覚が50代になってじわじわ増えてきました。
観光地でちょっと歩いただけなのに、夕方にはもうへとへと。
「昔はこんなじゃなかったのに」と思う場面が増えてきました。
いつまでも自分の足で行きたいところへ旅したい。
お寺の石段も、お城の急坂も、神社の参道も、できるだけ長く「まだ大丈夫」でいたい。
健康寿命を伸ばすこと、そしてその先もずっと旅を続けること——それが、筋トレを始めた本当の理由です。
ゴールドジムを選んだ理由
一番の理由は、自宅から徒歩で行ける場所にあったからです。
続けるためには、近さが全てだと思っています。
「ちょっと頑張れば行ける距離」では続きません。
歩いていける距離にあったことが、私の継続の最大の理由だと今でも思っています。
それともうひとつ、お金のプレッシャーも大事にしました。
YouTube参考にお家トレーニングという方法もあります。
節約にもなるし、気軽でいいと思います。
でも私の場合、お金を出して財布に負荷をかけないとやる気が出ないという自分の性格をよくわかっていました(笑)。
「もったいない!絶対行かなきゃ」という主婦根性こそが、私の最大のモチベーション源。
フルタイム会員になって、この状況をあえて作ったんです。
ゴールドジムというと「マッチョな人ばかりで怖そう」というイメージ、ありますよね。
私もそう思っていました。
実際、他のジムよりがっつり鍛えている人は多いです。
でも来ているのはそれだけじゃなくて、私くらいの年代の女性、年配の方、若い子、いろんな人がいます。
地域柄なのか、プロバスケットボールの選手に遭遇したこともありました(笑)。
みんな黙々と、自分のトレーニングだけに集中している。
誰も人のことを気にしていないんです。
ハードルが高い場所に身を置くつもりも、少しありました。
でも実際は全然そんなことなくて、私はいつもマイペースでトレーニングしています。
なんだか、一人旅と通じるところがあるな、と思うことがあります。
周りに人はいるけど、自分の世界で動いている感じ。
誰にも気を遣わず、自分のペースで進む時間。
それがジムも旅も、居心地よく続けられる理由なのかもしれません。
最初はトレーナーさんに正しいマシンの使い方をレクチャーしてもらい、今では自分なりのメニューをこなせるようになりました。
3年続けられた理由① 目的を「旅で歩ける体」にした

「痩せたい」という目標だと、なかなか続かないんだな、と気がつきました。
なぜかというと、体重の変化って、すごくゆっくりだから。
少しサボると数字に出て落ち込むし、頑張っても変わらないと虚しくなる。
でも「旅で歩ける体」を目標にしたら、変化の感じ方がまったく変わりました。
去年の秋、「どこかにビューーン」で山形に行ったときのこと。
かみのやま温泉の街を、温泉から温泉へとぶらぶら歩き回ったんですが、翌日も疲れが残らなかったんです。
「あれ、去年より全然楽だ」と気づいたとき、ジムに通ってよかったな、と心から思いました。
旅の達成感が、筋トレの動機に直結している感じ。
この感覚があると、ジムに行くのが楽しくなります。
3年続けられた理由② 週2回だけと決めた
最初は「週3回は行こう」と思っていました。
でも3回目が面倒になって、サボって、罪悪感でやめてしまう、というパターンを繰り返しました。
あるとき、「週2回でいいか」と思い切ったら、急に続くようになりました。
週2回なら無理なく予定に組み込める。
曜日と時間を固定して、「習い事」感覚で通うようにしたのもよかったと思います。
物足りないくらいがちょうどいい、というのは本当だと思います。
「週2回しか行けなかった」ではなく、「週2回行くと決めている」と思えるようになったら、気持ちがぜんぜん違いました。
3年続けられた理由③ 完璧にやろうとしない
「今日は体が重いな」「なんか気分が乗らないな」という日、誰でもありますよね。
そういう日は、ジムに行くだけでOKにしました。
着替えて、バイクを6分こいで、軽く体を動かすだけでもいい。
それでも「行った」という事実は積み重なります。
旅行や体調不良のときは無理せず休む。
月に1回サボっても、気にしない。
完璧な継続を目指すと、少し崩れたときに全部やめてしまいたくなるから。
「行った」という事実を、コツコツ積み上げることが大事だと思っています。
3年続けられた理由④ 数字より感覚の変化を見る
体重の増減には、一喜一憂しなくなりました。
代わりに見るようにしたのは、こういうこと。
- 旅行で1日どれくらい歩けたか
- 階段を上るときに息切れしないか
- 荷物を持ったときに重く感じないか
- 翌朝に疲れが残っていないか
ジムに通い始めて半年ほど経ったころ、こんなことがありました。
会社のお昼休みに、ランチのお店から小走りで戻らないといけない場面があったんです。
以前の私なら、10メートルも走ればもう無理……と息切れして歩いていたはず。
ところが、息切れもなく、かなりの距離を走り切れたんです。
「筋トレって体力もつくんだ!」と感動したことを今でも覚えています。
50代の筋トレは、見た目の変化より「日常の質」で測るほうが、断然やる気が続きます。
好きなお寺の石段を「まだ大丈夫」と上れる。
それだけで、続けてきてよかったと思えます。
実際にやっているメニューの変化(週2回)

参考までに、メニューの変化を紹介します。
1時間以内に終わらせることを、自分のルールにしています。
ウォーミングアップはずっと同じで、バイクを6分こいでから始めます。
始めた当初のメニュー(トレーナーに教わった基本プログラム)
- ダンベルプレス(胸)
- ロウイング(背中)
- ショルダープレス(肩)
- ゴブレットスクワット(脚・お尻)
- アブダクション(股関節・外側)
- アダクション(股関節・内側)
- レッグプレス(脚全体)
- ロータリートレーナー(体幹)
- リバースクランチ(下腹部)
最初はとにかく軽い重さから。
「これで意味あるの?」と思うくらいの負荷でした。
直近のメニュー(トレーナーと相談して更新)
- ダンベルプレス(胸)
- ロウイング(背中)
- ショルダープレス(肩)
- ゴブレットスクワット(脚・お尻)
- アブダクション(股関節・外側)
- アダクション(股関節・内側)
- バックエクステンション(背中下部)
- アブドミナル(腹筋)
種目は少し入れ替わって、扱える重さも少しずつ増えました。
ダンベルプレスは4kgから5kgへ、ショルダープレスは5kgから8kgへ、アブダクションは40kgから54kgへ——数字にすると地味ですが、その積み重ねの中に忘れられない瞬間があります。
ショルダープレスを始めた当初、マシンの一番軽い5kgがびくともしなかったんです。
持ち上がる気配すらなくて、仕方なくベンチに背もたれの傾斜をつけてダンベルでやっていました。
それから約1年後。「そろそろマシンでやってみようかな、できるかな」と恐る恐る試してみたら——持ち上がったんです。
あの瞬間の感動は、今でも忘れられません。
「あ、ちゃんと筋肉がついてきてるんだ」と体で実感した出来事でした。
こういう小さな達成感が、また次も来ようという気持ちにつながっています。
最終的にたどり着いたのは、「行かないとなんだか気持ち悪い」という感覚。
ここまで来たらこっちのものです(笑)。
筋トレを続けて変わったこと
体の変化
一番実感しているのは、旅行での体力です。
以前は観光地を1日歩くと、翌日はもうぐったり。
今は翌日も普通に動けるし、疲れの抜け方が明らかに違います。
姿勢が変わったと、友人に言われたこともありました。
意識してなかったけど、背中の筋肉がついたからかな、と思っています。
気持ちの変化
「今週もちゃんと行った」という小さな自信が、毎週積み重なっていきます。
旅の前に「体力はある」と思えるのも、大きな変化です。
気持ちに余裕ができると、旅の楽しみ方まで変わった気がします。
そして今日、ちょっとうれしいことがありました。
夫が、ゴールドジムに入会したんです。
私が3年続けているのを見ていて、「自分も行ってみようかな」と思ってくれたみたいで。
一緒に行ったわけでも、誘ったわけでもなかったんですが、自分から動いてくれました。
続けていると、周りも変わるんだな、と思ったら、なんだかじんわり嬉しかったです。
努力は絶対に無駄ではない、身体は正直だ——そう実感した3年間です。
まとめ
50代の筋トレは、「細く長く」が正解だと思っています。
頑張りすぎない。
完璧を目指さない。
数字じゃなく、感覚の変化で測る。
目的はただひとつ、「いつまでも自分の足で行きたいところへ旅すること」。
お寺の石段も、お城の坂道も、神社の参道も。
「まだ大丈夫」でいられる時間を、少しでも長くしたい。
それだけを思い続けたら、気づいたら3年経っていました。
いつまでも好きな場所に行って、好きなだけ歩きたい。
そのための体づくりを、これからものんびり続けていきます。

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